記憶が思い出に変わる時(仮)
シルエットが完全に
見えなくなった時、
目の前は真っ白になった。
「……ゆ、め……?」
自分の部屋。
時刻はAM4:30を過ぎた頃。
頬には涙が
つたっていた。
「何…してたんだっけ…」
そう、東京行ったんだ…
今の夢はそのせい…?
結局あの後
もったいないからって
3人で東京まわって
夕方の新幹線で帰ってきた。
お母さんはもちろん
学校休んで東京行ってたなんて
知るはずもない。
お金は
お母さんが毎日
置いておいてくれる。
夕飯とかの分。
いや…お母さんなのか
男の人が、置いて
いったものなのかは
わからないけど。
それのおかげで
不自由はない。