記憶が思い出に変わる時(仮)



「優梨」

「はいっ?!何ー…日向!」

「帰り、待ってる」

「ーー…へっ⁈」


帰り…?
は、いいとして…

「相変わらず仲いいんだね?」

か…加奈先輩…

顔は笑ってるけど…
あたしの思い込みじゃなければ、
加奈先輩は
日向に惹かれてるんだと思う。

陵先輩とのことは
それが原因だと考えてたんだけど…


「加奈先輩…?」

「なにー?あ、行きたいならあたし残りやるからね~」

「あ、いえ!それはちゃんとやります!」


笑ってるけど…

この時、先輩は
どんな気持ちだったのかな…?

そして、この会話を聞いていた
陵先輩はどんな顔を
していたのですか…?
< 94 / 151 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop