記憶が思い出に変わる時(仮)
「優梨」
「はいっ?!何ー…日向!」
「帰り、待ってる」
「ーー…へっ⁈」
帰り…?
は、いいとして…
「相変わらず仲いいんだね?」
か…加奈先輩…
顔は笑ってるけど…
あたしの思い込みじゃなければ、
加奈先輩は
日向に惹かれてるんだと思う。
陵先輩とのことは
それが原因だと考えてたんだけど…
「加奈先輩…?」
「なにー?あ、行きたいならあたし残りやるからね~」
「あ、いえ!それはちゃんとやります!」
笑ってるけど…
この時、先輩は
どんな気持ちだったのかな…?
そして、この会話を聞いていた
陵先輩はどんな顔を
していたのですか…?