先生サマ





里「私達付き合ってからまだなにもしてないッ


初デートだってしたい!
エッチだっていつかは悠也くんとしたいと思ってるのにッ



楽しいこと沢山…
たくさんたくさんしたいのにッ



どうして離れていっちゃうのッ!?

悠也くんはッ…

私のこと…
嫌いになっちゃったの?」




涙がですぎて今にも枯れてしまうんじゃないかってくらいに涙を流す





悠『嫌いになんかなってない!』




そうムキになっていう悠也くんに私はビクビクしながらもいう






里「…それじゃぁどうして??」






そう私が悠也くんに尋ねた時だった…





『あなたもしつこいわねぇ


未練ったらしい女私大嫌い。
あと、涙で落とそうとする女とそれを見て困ってるのが分かってるのに泣き続けて聞きまくる女』





そう鼻でフンッと笑う女の子。





まるで私を見下しているみたいに





里「あなた…なんなのッ」




そう尋ねる私に女の子はいう





『私?私は野々村亜弓



悠也先生の彼女でーす!』





そう言いながら悠也くんの腕に手をまわす





私はその光景に胸を傷めながらもきく





里「…悠也くん本当?」





私は悠也くんをジッと見る。



そんな私から悠也くんは目をそらし気まずそうにしながらも答える。






悠『…あぁ』





里「…私よりこの子が好きなの?」





そう聞く私の目をみて今度は頷く





悠『…あぁ』





そういう悠也くんの目はあまりにも辛そうに見えたのは私の見間違いかな





…見間違いだよね
私よりこの子を選んだのは事実悠也くんだもん





里「…そっか」




そう俯きながら呟く





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