先生サマ




里「私より大切に思ってる人を見つけたんだよ」





花『は!?付き合ってまだ間もないじゃない!



意味分からない!
悠也さんってそんな人だったの!?


最低ッ』





里「やめてッ!



悠也くんの悪口は言わないで!

大切な人が出来るのはいいことだよ!」





辛いながらもそういう





花『でも、それじゃぁ里緒が報われないじゃないッ


なんなのよっ』





花蓮の口調がだんだん震えてきている





里「そうだけど



好きな人の幸せを祈れるようないい女にならなきゃダメだと思うから



“別にいいんだ”って
“よかったね”って好きな人に言えるような強い子にならなきゃ私悠也くんを見返せないよ」





そういう私の話を黙って聞いていた花蓮は私にいう






花『あんた今どこ!』




里「え、下駄箱だけど」




花『すぐ行くから!


二人とも早退しますって伝えとく!』





里「で、でも」




花『うるさい!
口答えなしっ!


んで暫くは私の家にとまること!』





里「な、なんで?」




花『なんでも!



それじゃぁ今からいくね!』




そう言って私の意見を聞かずさっさときる花蓮に呆れながらも私は花蓮が来るのを待っていた。





―――――
―――――――



花『おまたせ!』




そう言いながらきた花蓮に私は笑顔をかえす





花『とりあえずウチいこ』




そう私の手を引っ張りながらいう花蓮に私は黙ってついていった。





―――――
―――――――



花蓮の家につき私はお邪魔させてもらう





里「…お邪魔します」




そう言いながら中へと足を踏み入れる私。




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