先生サマ
里「彼女がでてきてッ
…ウゥッ、あ、あきらめないとか何も言えなくてッ
悠也くんとその子がッ
上手くいきますようにって幸せを祈ることしかできなくてッ
幸せにしてあげてじゃなくてお幸せにッ
お似合いだよッ
って気のきいたこと
言ってあげられなかったッ
諦めるからって言ってまだ未練があるのにッ
何も役にたたない最悪な嘘つき女でしかなかったッ」
そう花蓮にすがりつきながらいう私。
花『よく頑張ったよ里緒は…
最悪な女なんかじゃない』
里「私ッ、悠也くんが大好きだよっ
だって、別れる時悲しそうにしてくれたもんッ
私のこと好きだったって証拠残してくれたもんッ」
そう花蓮に話す
里「だからッ
悠也くんのこと怒らないであげてッ」
そう我が儘をいう私に花蓮はため息をつく。
花『まったく、バカなんだから
分かった
悠也さんには何も言わない
でも、もしまた悠也さんが里緒を傷つけたら今度は私が悠也さんをヒッドイ言葉で傷つけてやるからね!
それでいいなら何も言わない』
そう優しく笑う花蓮の笑顔をみて私は微笑み『うん』っと頷いた。
花蓮のキモチ
私、大切にするよ…
そう心に誓った。