先生サマ




悠「庄野、俺ね里緒の笑顔好きなの」






間『のろけか?』





悠「違うし



でもね、里緒の笑顔好きとかいう資格がねぇんだよ


好きなのにくずしたくないって思って今みたいな状況にしたのに逆に俺がダメにしてる



里緒の笑顔を奪ってんだよ」





そう庄野の肩を借りながら話す俺






庄野はそれを黙って聞いてくれる





悠「こんなんなるんなら里緒と別れなきゃよかったって今さら後悔してる自分がいんの



里緒を自分からふっといておかしいよな」




間『…おかしくないよ



それが里緒ちゃんを守ろうとしてやったことならちっともおかしくない


失敗したって好きな奴のためにやればそれを知って喜ぶことだってあるんだ


悠也が里緒ちゃんを振ったのは理由はしんねぇけど仕方がなかったんだろ?』





悠「…うん」





間『なら大丈夫!


それならまだチャンスはいっぱいある!



望んでそれを自分でかなえる努力をすればいい


もし叶わなかったら里緒ちゃんが幸せにって願えばいいんだよ』






そういう庄野



庄野のらしくないもっともな言葉





でも俺は納得したし励ましにも少しはなった





そうだ、表向きはあいつを好きなふりしてても俺は里緒がすき





あきらめないし気持ちがさめることもない





だから大丈夫だ





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