先生サマ





その後―…




哲哉と拓斗を呼んだはいいもののなぜか朝まで飲むのに付き合わされ寝不足になる始末





重たい瞼を必死にあけ目をこすりながらも学校へ向かう





っと前をみたら里緒がいた





悠「…里緒」





久々にみる感じがする愛しい里緒の後ろ姿をみて抱き締めたくなった衝動を必死に抑えながらも話し掛けようと考える





声を聞くぐらいなら…
いい…よな?





そんな気持ちは抑えられず里緒へとむかっていく






悠「…お、おはよ…」




そう里緒の少し後ろにたって挨拶をする





俺の声に気付いたのか里緒は振り向いた





俺の顔を見た途端少し悲しそうな顔をする里緒





里『おはよう』




それでも無理に笑顔をつくり俺に挨拶を返した。





そんな里緒の笑顔に苦しくなりながらもまた話し掛ける





悠「一緒に行っても…いい?」





そうおずおずと聞いてみる



ダメとか言われたらマヂショックだし…





里『…うん!』




俺の言葉につくり笑顔はあるものの力強く頷き答えてくれた





そんな里緒の答えにほんの少し舞い上がっていると…





『ゆーやー先生!』




っと俺を呼ぶ声が聞こえた



その声でいっきに俺の幸せにくずれていく





っと同時に顔も歪んでいく




悠「…っす」




挨拶を小さく返す俺





『一緒に学校行きましょ!』





そうニコニコとしながらいうこのムカつく女に苛々しながらも逆らえない俺は小さくコクンと頷いた





名残惜しいながらも里緒に『じゃーな』と一言いって里緒をおいて先に歩く






少し里緒の方を振り向いてみたら気のせいか里緒は悲しそうな顔をして俺をみていた





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