先生サマ




里緒が見えなくなると同時に俺はムカつく女を振り払った






亜『なによー彼女なんだから別にいいでしょ!』





なんて言いながらプクッと頬を膨らませる





『彼女』





今はその言葉がとても憎らしい言葉にしか聞こえなかった






亜『私を想ってくれるって約束でしょ?』





そう言いながら俺に抱きつく





悠「離せよ」




亜『嫌だ!


ってか私のこと亜弓って呼んでよ!



そしたら離してあげてもいいよ?』





そう言ってニコッと笑う



その笑みが悪魔の笑みにみえる






悠「…あ、ゆみ」





俺は仕方なくゆっくりと名前を口にした





亜『おりこ〜〜〜〜』




俺の言葉にそう言って頭をなでる亜弓




俺は亜弓から顔をそむけながら不貞腐れているだけ





亜『…悠也!』




突然名前を呼ばれたことにビックリすると同時に怒りが沸き上がってくる





悠「お前が悠也って呼ぶ―…ッ」





亜弓の方をむきながら言った




それと同時にキスをされた





悠『…ッン』





何度も唇を重ねてくる




何度も何度も…




そして深いキスに変わっていく




意外と上手いこいつのキス




そのせいでいとも簡単に俺の舌はからめとられてしまう





男なのに情けねぇ…




っつか俺は攻め専門だっつの!





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