先生サマ
亜『ほら言って!
私はなにもしてないよね?これも先生から望んだ行為だもんね?』
そう引きつった顔で俺にすがりいう亜弓
それを花蓮ちゃんはジッとみている
悠「俺―…ッ」
そう喋りだそうとした俺
その言葉を花蓮ちゃんがさえぎった
花『悠也さんさ里緒を今の状態で守ったつもりでいるわけ?』
悠「それはッ」
守ってやれたわけがない
逆に泣かせて苦しめてしまったんだから
花『里緒はいい子です
純粋でどうしようもないくらいのバカですけど
悠也さんのことを他の誰にも負けないくらいに想っています!
里緒は泣いたんですよ?
こんなことしている悠也さんをまだ好きって言ってるんです!』
そう悲しそうな表情をしていう
花『里緒は里緒はッ
悠也さんが幸せにって願ってるんです!
辛くて苦しい思いをさせられたのにそんな相手のこと幸せになってほしいって思ってるんです!』
悠「…なんで?」
なんでだよ
俺は里緒をめちゃくちゃ傷つけたんだ。
泣かせて苦しめてあんな顔させて…
なのにッ
どうして俺なんかの幸せを願うんだよ?
俺は罪悪感を感じるしかなかった。
花『女の子は誰でも好きな人と幸せになりたいんですよ』
そう言った花蓮の言葉が胸に響いた
里緒にも同じことを言われた
好きな人と幸せになる
そしたら男はそんな女の子の気持ちに答えるほかない
俺は好きな女の子を
悠「里緒を幸せにするのが俺の幸せ
里緒が幸せなら俺も幸せなんだ」
そう呟いた後俺は走った
里緒を探して…