先生サマ




それにしても翔最近どうしたんだろう?






なんか私によそよそしい





変なんだよ



里「ねぇさっきなんで翔が機嫌悪かったか花蓮には分かるの?」





私がそう聞くと花蓮は得意そうに




花『まぁね〜♪』



っと言った





里「なによ教えてくれたっていいじゃん!


花蓮の意地悪!
小悪魔!」





花『小悪魔か!



私にピッタリなあだ名!
なんて、翔くんのことは
私の口から聞くものじゃないよ!




翔くんのことは翔くんに聞くのが一番よ!』






そう言って私の背中をトンッとおす





花『翔くんとこ行ってくれば?


もしかしたら里緒にとって困っちゃうこと言われちゃうかもしれない



たぶんっていうか絶対に戸惑いを隠せなくなると思うけど、



それでも翔くんの言うことは受けとめてほしいと思う』




里『どういう意味?』




私は意味が分からず花蓮にきく





花『すぐ分かるわ


でもこれだけは言っとく。私は里緒の見方だから』





そう優しくほほえんで言った花蓮はとても大人っぽかった






私と同い年なのに私よりもずっとずっと…





それから私は花蓮の言われた通り翔を追い掛けた






でもこの行動がきっかけで私の想いが





悠也くんへの気持ちが揺れ動いてしまうことになるなんて思ってもみなかった…





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