先生サマ



全部話した




悠也くんへの気持ちも、今私が翔にドキドキしてるのも





すべて…




花『なんだ、そんなことなの?』




里「そ、そんなことって!

ひどいよ花蓮!
私本気で悩んでるんだよ!?」





航『里緒、簡単なことだよ、こんなの。』




そうニコッと笑って言う航を不思議に思いながらもみる





航『別に二人を好きなままでいいんだよ』





里「え?」




言葉の意味が分からず私は混乱する





混乱している私、航の言葉に花蓮は言葉をつけくわえる





花『悩んでたって、二人を好きになってたっていいんだよ



どっちが好きかはっきりするまでゆっくりと考えていけばいい



ゆっくりと歩んでいけばいい



悠也さんと翔くんにも話せば分かってくれるよ



時間をもらって、里緒なりに考えて答えをだせばいい



私達がアドバイスをしてそれをもとに答えるてくれるより翔くんも、もちろん悠也さんもアドバイスなんかもらってない里緒の言葉をもらいたいんだよ



誰でも好きな人からは本人が考えたことを伝えてほしいんだから


里緒もそうじゃないの?



もしも二人が里緒に人から考えてもらってつくった言葉をもらったってうれしくないでしょ?』





そんな花蓮の言葉に私は小さく頷く





里「二人からの言葉がほしい」




花『でしょ?だから里緒も頑張って



私もこいつも里緒が大好きだし応援してるから!』






そう言って笑った花蓮が私には女神にみえた





大げさなんかじゃなくて、それくらいに今の花蓮の言葉には感謝してるんだ




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