先生サマ
一人家に帰った俺はゴロンとソファーに寝転び考え事をしていた
もしも翔が家で里緒になにかしたりカッコいいとこ見せようものならば俺は確かに勝ち目がない
あいつ男の俺からみても超カッコいい奴だし…
なにかされて里緒が普通でいられるはずがないし
そんなことを考えているとチャイムがなった
帰ってきたばっかななのにと思い面倒くさいながらも玄関にいきドアを開く
悠「はい…」
でてその人物をみた俺は驚きを隠せなかった
だって…
さっき別れたはずの里緒がいたから…
里緒は泣きそうな顔をし俺に抱きついてきた
悠「…里緒?」
里『悠也くんッ
私のこと…っ
嫌いになっちゃった?』
悠「は?」
里『やだっ!やだよっ!
悠也くんに避けられるの嫌だよっ
死んじゃうんじゃないかってくらいに苦しくなるの』
とうとう涙を流してしまった里緒
俺は訳がわからずとにかくここじゃまずいから里緒を中に招き入れた
悠「ちょ、里緒…
とりあえず中に入って」
そういう俺の言葉に抱きつきながらもコクンと小さく頷く
里緒は俺に抱きついたまま中に入る
悠「里緒、動きにくい
とりあえず離して」
里『いやだ』
悠「里緒!」
里『私が抱きついてたら迷惑?
やっぱり嫌いになっちゃったの?』
再び涙を流す里緒
どうすりゃぁいいんだよ…
悠「…嫌いになんかなってないから安心しろって」
俺は里緒を抱きしめ返していう
里緒は涙目になりながらも上目遣いで俺をみて頷く
俺はそんな里緒の上目遣いでヤバくなってしまう
理性たもつのがめっちゃ大変だし…