先生サマ




里『…悠也くん、私…
今日泊まっていい?』





悠「…は?」




突然なにを言いだすかと思えば泊まっていいか?





いや、ダメ
無理




俺がもたない




でもどう断ろうか…
今の里緒には何を言っても泣いてしまう気がする





里『…ごめんいきなり
やっぱり迷惑だよね』




しゅんとした様子の里緒



俺はそんな里緒にいってしまった





悠「…泊まっていいよ」




っと…

あぁ、俺ってそうとうなバカだ




言った後にあらためて思った







―――――
―――――――



里『悠也くん夜ご飯なにがいい?』



結局里緒には断りもできずにこうなってしまった




悠「食えるなら何でも」




適当に答える

そんな俺の返事に不満をもったのか里緒はムッとした表情をみせ俺に近づいてくる






キスできるぐらいまでの距離にせまってきた里緒




俺は後退る





本当近すぎだし…





里『な・に・が・い・い・の!!』




悠「…ッ


分かったから!
んじゃコロッケ!
コロッケお願いします!」





だから早く離れて!





その俺の返事をきき満足したのかニッコリと笑顔をみせ里緒は台所へと戻っていった





俺は里緒の背中を見送りホッと一息つく





こんな調子で次の日までもつのだろうか





俺の理性の心配した方がよさそうだ…





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