先生サマ
暫くして料理が出来上がったらしく里緒は両手に2つのお皿をもってリビングへとやってきた
里『どーぞ!』
と言いながら出された料理はすごく美味しそうだった
悠「里緒って料理できなさそうなのにな」
なんてつぶやく俺
その言葉を聞いた里緒はムッとした表情をする
里『失礼な!
私だって女の子だもん!
これくらいは出来るよ!』
悠『へー』
里「あ、その返事信じてないでしょ!」
悠「だって料理が出来るだけじゃさー」
里『悠也くんのバカッ!
出来るもん!
料理も洗濯も全部必要なことは!
そりゃ、私ドジだけど家でも翔の世話ばっかりしてるんたからッ』
そんな里緒の言葉に俺はズキッと心がいたんだ
そんな俺の様子に気付いた里緒は悲しそうな表情をみせる
里『…ごめん、こんな話し…』
悠「…別に」
里緒の言葉に俺はそう適当に答えてご飯を食べはじめた
里緒も俺の前でご飯を食べはじめる
でも前とは違う感じがした
里緒が俺を完全に選んでないってことでだろうか
俺はそんなことを考えながら無言でご飯を食べていた。