先生サマ

里緒side






久々に合コンしたメンバーで遊ぼうというこの企画





明日が私達高校生組がちょうど休みということで明日遊ぶことに決まった





教師の悠也くんは、休日出勤があるということで昼から合流





私達は先に遊んでいることにした





その当日―…


合コンでの待ち合わせ場所に使ったこともあって、今回もそこで待ち合わせることになった





少し前にここで初めて悠也くんと会ったことが今じゃうそみたいに思える





そんな思い出にひたりながらまだきていない皆を待っていると…





『ねー、君一人?』



どこからともなく声をかけられた



見てみればニコニコ笑う二人の男の人がたっていた




里「えと、友達を待ってるんで…」





『へー、そうなんだ

でも俺達今君と遊びたいからさ、一緒にどっか行こうよ!』




そう言いながら強い力で私を引っ張る




あんた達の私情なんか知らないってばーッ!!!





内心そう叫びながらも抵抗していると…




私の手をつかむ男の人の力が弱まったのを感じた




気になって見てみれば笑顔で男の人の手をつかむ間山くんがいた




間『この子、俺と遊ぶ約束してんの!

邪魔しないでくれる?』




男の人を私から遠ざけながらいう間山くんをみて男の人達はチッと舌打ちをし去っていった





ホッと胸を撫で下ろす私を間山くんは撫でた





間『ゴメン、もうちょっと早くくればよかったね。』



申し訳なさそうに私の顔を覗き込みながらいう間山くん




私は頭を横に振ることしかできない





里「あの、私が絡まれたからいけないんで気にしないでください!」





< 142 / 151 >

この作品をシェア

pagetop