先生サマ



信じられないっ!
そう思いながらもまだ未封開のままのメールを開くと確かに知らないアドレスからのメール受信。





【悠也だけど…。分かる?】





それだけの内容。





っていうか分かる?なんて聞かれても困るんですが…。





そう思いながらケータイを眺めていると突然電話がかかってきた。





着信を見てみれば知らない番号から。





とりあえず出てみなきゃ誰か分からないよね?





そう思い、おそるおそる電話にでてみれば…





悠『俺、悠也…。』





そんな悠也くんの言葉がすぐ近くで聞こえた。





普通に話していたよりも大きく身近に感じる悠也くん。





私は気づけば正座をして話していた。





里「こ、こんばんわ。さ、さっきは送ってくださりまことにありがとうございました。」





緊張してしまい敬語で話す私にたいし悠也くんはごく普通に話してくる。





悠『別に…。どうでもいいけど、勝手にアドとか聞いちゃったし一応謝っとこうと思って。』





そう礼儀正しいことをいう悠也くん。





顔に似合わず凄いいい人だなぁ…。





そう思いながら悠也くんに返す。





里「いいんだよ!あれは花蓮がいけないんだし!」





そう自分の目の前に悠也くんがいるわけでもないのに手をぶんぶんとふる。





悠『そっか…。』





それだけ言ってまたさっきのように黙り込む悠也くん。





私達は用件以外に話すこととかないのだろうか…。





そう考えていると悠也くんが口をひらいた。





悠『じゃぁ…。切るから。』





大して話もしていないのに用件だけすまし切る悠也くんを私は思わず止めてしまった。





里「あ、あの!待ってください!」





悠『後なにかあった?』



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