先生サマ



スーツを着てと言っても悠也くんらしい感じの格好だ。





だらしなくズボンからだされたシャツ。




ゆるめたネクタイにスーツの前を全開にした格好。





ズボンは腰パンしていてとても見本にできる先生とは思えない。




顔も童顔で本当の歳より3才くらい若くみえる。





うちのクラスの男子の方が老けてみえるくらいだ。


(ちなみに悠也くんの歳は21歳です)





悠『佐原悠也です。今日からこのクラスの担任をうけもつことになりました。』




そう目を私たちクラスの皆からそらしながら自己紹介をする。





花『悠也さんらしいね!』




隣では笑いながらとコソッ喋る花蓮。




確かに今の自己紹介は悠也くんらしいな…。





そう思いながら悠也くんを見ていると、悠也くんと目があってしまった。





悠『よろしく。』





私を見て少し微笑みながらいう悠也くん。





危なくノックアウトされそうになった。





クラスの女子達はその笑顔に頬赤く染めポーッと悠也くんに見惚れている。





男子達は悠也くんが気に食わない様子。




そりゃぁあんだけ格好よければ憎みたくもなるよ。





教『ではHRはここまで!』





教頭先生はそう一言いって出ていった。





その途端にクラスが騒めきはじめクラスの女子達は悠也くんの元へとかけよっていく。





悠也くんに色々言いたいことあったんだけど…。





花『あらら〜、あれじゃ近付けないね。里緒!』





私の心を見透かすようにニヤニヤしながら私をみて言う花蓮。





里「別にいかないし!」





私は花蓮のいうことに素直な気持ちを言わず反論する。





可愛くないなぁ…
私って…。





そう思いながら女子に囲まれる悠也くんをじっと見ていた。



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