先生サマ
そう顔の前で手をあわせ必死にお願いをする花蓮。
花『それに里緒も言ってたでしょ?
カッコいい彼氏が欲しいなぁって!
合コンで探してみるのもありなんじゃない?
カッコいい人いるかもよ?』
里「でも合コンっていうと軽い人ばかりのイメージがあるし…。」
花『言ったでしょ!話してみたら軽い人じゃなかったって!
だからきっと友達もそんな人なんじゃない?』
里「でも万が一…。」
心配性の私は変なことになりかねなくなるのが不安でどうにも乗り気になれない。
だって、合コンでしょ?
私のイメージではあんまりいい感じしないし…。
花『とにかく行ってみたら分かるから!』
里「う、う〜ん。」
私は曖昧な返事を返し、友達の頼みということを考えながらも結局合コンに行ってみることにした。
最初から疑ってかかっちゃったら相手の人にも悪いしね?
そう思い自分に言い聞かせながらも、ドキドキしなから当日になるのを待っていた。
――――――――……
――――――…
―当日―
合コンと言っても一応は男の子と会うんだし、一緒にいても恥ずかしくない格好で行かなきゃね!
そう考えながら服を自分の持ってる中から一番可愛い組み合わせと思うものを選び、お化粧を軽くして待ち合わせ場所へと急いで向かった。
只今11時50分―…。
待ち合わせは12時。
私の家からは徒歩で駅まで10分かかるから丁度着くくらいだがピッタリに行ったら何かアレなので少し早足で歩きながら駅へと向かう。
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――
暫くして駅に着いた。
時間は11時59分とギリギリだった。
とりあえず間に合ったことに安心しながらもまだ二人来てないらしくその人を待っている。