先生サマ







どれくらいたったんだろう…。





私は保健室のベッドで目を覚ました。





ふと時計の方をうつろな目で見てみる。





里「じゅ、12時!?」





時計の二本の秒針は12をさしていた。





里「お、お弁当!」





そう叫びながらベッドから起き上がる。





早く教室に戻らなきゃ私の一番の楽しみがぁ!





なんて思いながらせっせとベッドからおり上靴をはきはじめる。





その途端に今までここにいなかったらしい保険の先生がドアをあけて入ってきて上靴を急いではく私の方に目をむける。





保先『あら、起きたの?調子どう?』





そうにっこりほほ笑みながら私の体の具合をきく保険の先生。

が、



里「先生!私今ちょっと大事な時間失いそうなんで話している暇はありません!



失礼しました!
ベッドありがとうございました!」





そう先生に言ってただの弁当の時間のために私は走りだした。





くそー!
なんでこんな時間まであんなとこで寝てたんだよ!





なんて廊下を走りながら叫んでいた。






―――――
―――――――

教室に着きドアを開けたと同時に花蓮が私に詰め寄ってきた。





花『どうしてどうしてどうしてどうして!?』





花蓮の言っている“どうして”の意味が分からず私は頭にはてなを浮かべるだけ。





里「な、なにがどうしてなの?」





花『どうしてこんな時間まで授業に出てこなかったのよ!




悠也さんが里緒は保健室で寝てるっていうから気分とか悪いのかなって心配したんだよ!?』





そう私の肩を強く持ちいう花蓮。





里「ご、ごめん!別になんともないよ?」




そう自分の肩から花蓮の手をゆっくりとのける。




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