先生サマ
次の日―…
ピーンポーン
現在の時刻6時半。
俺の家から学校までは
徒歩で10分―…。
学校に着いておかなきゃいけない時間は7時半。
7時に起きれば十分間に合うんだけど…。
こんな朝早くに誰が来るんだろう?
眠いし…
出るのが面倒くせぇ…。
………無視すればいっか。
そう不機嫌にしながらもチャイムがなったことを聞かないふりをして出なかった。
いいよな。
どうせ庄野とかのへんだろ。
そう考えながら眠りに落ちようとしてた時―…。
『せ、先生ぇ〜?』
……………。
玄関から聞こえる聞いたことあるような声。
そう思いながら布団にもぐりこんだ体を起こす。
『せ、先生ぇ〜?
…もう行っちゃったのかな?』
そんな落ち込みの声が聞こえた。
もしかして、いや絶対にこの声は…。
悠「…里緒?」
布団から玄関に行って玄関のドアごしに聞いてみる。
里緒は突然声が聞こえたことに『へっ?』っと言いながらビックリしている。
俺は玄関を開けた。
里『せ、先生いたんですか?』
そう言いながら俺を見る里緒。
っつぅか…、
悠「なんで先生?」
里『あ、学校で悠也くんって言うのはマズイでしょ?
だから学校で先生って言えるように間違えないように練習をね?』
そうはにかみながら言う。
悠「いや、でも…、こういう時は普通に先生じゃなくて悠也で呼んでほしいんだけど…。」
そう里緒から目をそらしいう。
こんなこと目を見て言ったら恥ずかしいしね。