先生サマ
里「カレンが言ってた人ってどの人?」
花『それがそいつはまだ来てないの!
マジどうなってんの!
早くしなさいよね!』
カレンお怒りの様子。
苛々するカレンを横目で見ながらも来るのを待つこと5分―…。
『ごめーんカレンちゃん!』
そう申し訳なさそうに言う男の子。
たぶん、あの人がカレンが言っていた人だろう。
確かに見た目ナンパしそうにない雰囲気。
いい人そうだし。
そう思いながら次は隣で引っ張られるようにして来たらしき人に目を向ける。
『こいつが遅くってさぁ〜!』
そう言いながら隣の彼をさす。
見てみれば整った顔をしていて凄くカッコいい。
そう思いながら彼に見惚れていると隣の彼は不機嫌そうにカレンの知り合いになった男の人に返す。
『お前が無理矢理連れてこさせたんかだからいいだろ。
大体俺は行く気なんてさらさらなかったんだよ。』
そう不貞腐れながらいう彼の姿はなんだか可愛く思えて笑ってしまった。
里「ふふッ」
『……、なに笑ってんの。』
私が笑ったことによりカレンが知り合った男の人から私に目をうつす彼。
しかもめっちゃ睨んでるし…
怖いよ、その目!!!
里「ご、ごめんなさい。つい…」
彼のあまりにも迫力のある睨みに私はたじたじしながら謝る。
だって凄く怖いんだもん!この人!!!
『まぁまぁ、おさえろよ悠也。』