先生サマ



悠「んじゃぁ何でこの前俺に里緒…じゃなかった。


美山の前でベタベタしたあげく美山にひどいこと言ったんだよ。」





聞いてみるが頬を赤くするだけ。





暫くして俺の問いに答えた。





田畑『美山里緒の怒った顔が見たくってぇ〜!



後ヤキモチ焼かせたかったんのぉ♪』





そう恥ずかしがりながらいう田畑先生。





なにを言ってるのか理解ができない。





里緒の怒った顔がみたかった?




それは完全にマゾだよな。キモチわりぃな…。





それにヤキモチって…






あいつ女だぞ?
あっち要素なんか入ってねぇんだぞ?





ヤキモチなんかやくか!





バカだよな…。
そんなことを考えながら田畑を見る。





田畑『なによその目!女を好きになってなにか悪いわけ!?生徒を好きになって悪いわけ!?



私は、ただ純粋にあの子を好きなだけじゃない!』





そう言いながら凄く辛そうな表情をみせる。





悠「…………」





俺はその言葉になにも言えずにいた。





だって…





好きになった相手が男であろうと女であろうと好きは好きなんだ…





結局は自分の気持ちに嘘をつけない。





相手がたとえ好きになっていけない人だとしても…






< 35 / 151 >

この作品をシェア

pagetop