先生サマ




相変わらず悠也くんって話しにくいなぁ…





なんて考えているとやっとのことで花蓮が姿をあらわした。





花『あら?里緒と…悠也さん?



なんで二人でいるのに話さず沈黙してんの?』





そうキョトンとしながら私の隣に腰掛ける花蓮。





里「だ、だって佐原先生がそこに座ったのに喋んないんだもん。」





そう悠也くんを指さしいった。






悠也くんは『はっ?』という顔をみせる。





悠『なんで俺が喋んなきゃいけないの?』





里「ふ、普通は男の人がリードするものでしょ!?」




悠『リードなんて言葉俺の辞書にありあわせてないの。



それに、俺喋んの苦手だし。』





そう言いながら外の景色を眺める悠也くん。





隣では花蓮が




花『ほぉ、クールだねぇ!さすが悠也さん!』




なんて言っている。





っていうかリードなんて言葉を有り合わせていないとかなに!?





意味分かんない!





そう思いながらもムカムカしてきた気持ちをおさえ私は立ち上がった。





花『あれ?里緒どこいくの?』





花蓮の問いに『お昼ご飯券と引き換えてくる。』





そう一言言って花蓮と悠也くんがいる場からはなれた。





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