先生サマ
先生と生徒
悠也side
里緒と別れた後、休み時間ギリギリまで他の女の子達と喋っていた。
『彼女いますかぁ?』
とか
『どんな子が好みなんですかぁ〜?』
とか
『アド教えてください!』
とか色々と聞かれたが全て上手くかわしておいた。
いわばノーコメント。
アドレスやら個人のプライバシーになるようなことは他人に早々教えるかっての。
まぁ里緒は別として。
彼女いるかなんて自分で決めることだしそんなの他人には関係ない。
好みのタイプなんて全くと言っていいほど思い浮かばない。
全部ぜんぶ、今の俺には里緒が中心なんだ。
それだけ俺は里緒が好きってことなのに…
悠「とう本人は全く気が付かないんだよな…」
間『悠也さぁ、相当里緒ちゃんにはまってんだな。
そこまでとは思わなかった。
っつか悠也って初恋じゃね?』
只今庄野とケータイで語り中。
悠「っつぅか初恋とか言うなっつの。
気持ち悪いな。」
間『だって悠也はまりすぎで見たり聞いたりしてるだけで面白いんだよな。』
悠「おちょくってんなら殺すぞ。」
間『あ〜、ハイハイすみません。
殺されるなんてたまったもんじゃねぇし。
それより里緒ちゃん一緒に帰るのOKしてくれたの?』
悠「いや、なにも返事帰ってこなかったし。
いわば強制的に帰ることを俺が約束した感じ?」