先生サマ
職員室に帰る途中…
もう授業が終わったらしく生徒がちらほらと廊下で話していた。
それを見て急いでジャージをロッカーから取出し、いつも通りの動きやすい格好へと着替えた。
悠「先に行って準備でもしておこうかな…」
そう呟きグラウンドへ向かった。
グラウンドへ出てみると既に一人生徒が出てきていた。
悠「こんな早く誰?」
そう呟きかながら近づいてみると…
里『悠也くん?』
え?なんて?
悠「…なんで里緒出てきてんの?」
まだ授業終わったばかりで…
里『悠也くんに話があったから…』
驚く俺に里緒はそう顔を赤らめ俯きながら答えた。
悠「…話しって?」
冷静をよそおい俺は里緒にとう。
本当は里緒がいて里緒が話があるって言っただけで凄いドキドキしてるんだけど…。
里『あのね…、私悠也くんがなんで私を好きになったのかよく分かんないんだ。』
悠「…は?」
突然なに言いだすかと思えば…
話しってこれ?
うわぁ…
なんかちょっと嬉しいことを期待した自分が恥ずかしい…
悠「本当…、俺期待しすぎ…」
そう言いながら恥ずかしさで赤くなった顔を両手でおおいしゃがむ。
里緒はなにを言っているのか分からない俺を見て慌てながら頭にはてなを浮かべている。
里『ゆ、悠也くん?大丈夫?』