先生サマ
腰掛けた悠也くんはすぐそばにあったビールをあけ飲み始めた。
そんな悠也くんを私はじっと見ている。
悠也くんはそんな私の視線に気付き私に目をむける。
悠『…なに?里緒も飲む?』
そう言いながら私の前に自分が飲んでいたビールをさしだす。
ってか仮にも先生が生徒にお酒をすすめるなよ…
なんて思いながらも丁重にお断わりする。
里「わ、私一応未成年だから。」
そう言って悠也くんにビールを押し戻す。
悠也くんは『ふぅん』と一言言ってまた飲み始めた。
ってか実は未成年だからとか関係なくさっきは違う方に意識いっちゃってたりしてたんだよね…
悠也くん普通に自分が飲んでたものを渡してきたけど…
間接キスってこと気付かなかったのかなぁ?
そう一人考えていると悠也くんがいつのまにか私の真横に来ていた。
気付かなかったよ…
悠『りーお。』
そう言いながら私に擦り寄ってくる。
そんな悠也くんが可愛いと感じてしまう。
だってお酒のせいで顔がほんのり赤くなってるせいか…
いつもより悠也くんが色っぽく見えるんだもん!