先生サマ




間『ご、ございましょうかって!どんだけ改まってんの?やべぇツボる!』





そう言いながら傍にいた悠也くんの肩をかりて大笑いをしている。





どうやら相当ツボだったらしい。





未だ悠也くんの肩をかりて笑う間山くんに悠也くんはどつく。





悠『いい加減、邪魔。重い!!』





間『なんだよ悠也。冷たいなぁ。』





悠『寄んなっ!』






私たちは黙って間山くんと悠也くんのやりとりを見ているばかり。





本当馬鹿らしい言い合いだなぁ…。





そんなことを思いながら二人の喧嘩(?)が終わるのを待っていた。










暫くして―…。
結局決まった私のペアは悠也くん。





なんでかって?




私も好きでこの人となった訳じゃない。





じゃんけんでこの悠也くんが勝っちゃったんだよ!!!




そう思いながらも会話がはずむこともはずませることもなくただただ私の隣を歩いているだけの悠也くんを見ている。





里「なんで私を選んだんですか?」





ちょっと勇気を出して話し掛けてみた。





悠『一番うるさくなさそうだったし、面白そうだったから。』





私の質問に無表情であっさりと答える悠也くん。





この人…、話し続ける気あるのかなぁ?





それに面白そうだったからって言ってるけど実際見ていても表情に変化なし。





なにより見るかぎりは凄い面白くなさそうに見えるんだけど…。





ずっと悠也くんを見ている私の視線に気づいた悠也くんは真っ直ぐ向けていた視線を私に向けてくる。





悠『なに。』





しかも睨んでる?
とにかくめちゃくちゃ怖いですッッ!!!




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