先生サマ
悠『俺なにした?』
そう言いながら真っ直ぐ私をみていう。
私は悠也くんの目から顔をそらして言う。
里「な、なんにもしてないよ?」
そう言ったけど悠也くんはそれを反論する。
悠『嘘。本当のこと言って?』
そう言い俯く私の顔を覗き込みいう悠也くん。
そんな悠也くんに負けて話した。
里「悠也くんだけが悪いんじゃないの。
知ってる?悠也くんね、お酒を飲んだら人が変わったようになるの。」
悠『へ、へぇ〜』
私の言葉を聞き知らなかったというような目で私の話をきく。
里「それで、悠也くんが昨日上目遣いでチューしてっていうから…
最初は断ってたんだけど、可愛さに負けて私からキスした…みたいな。
だから私のほうこそごめんねなの。」
そう言い終わった後私は暫くの沈黙の中立ち上がった。
里「じゃぁ、帰るね」
そう言って玄関へ向かい出ていこうとした時だった。
悠『待って!』
そう言いながら後ろから私を抱き締めてくる悠也くん。
後ろから抱き締められたことに私の胸はドキドキしている。
里「ゆ、悠也くん?」
そう言った時だった。
悠也くんは私を抱き締めたまま私の耳元でそっと囁いた。