先生サマ
里「いえ!別になんでもありません!!!」
私は悠也くんの睨みから目をそらし歩く。
悠『…あっそ。』
そう言って悠也くんは目をそらした私から視線をはずし前に向き直る。
私たちの間に再び沈黙がおとずれる。
それから暫くしてカラオケ店に着いたがカラオケ店につく間、とうぜん私と悠也くんの間に会話がなかった。
カラオケ店の中に入り部屋を指定されその場所へと向かう。
部屋に着いたと同時に間山くんが叫びだす。
間『んじゃ、席決めするかぁ!』
そう片手を高々とあげ言った。
なんでこの人は常にテンション高々なんだろう…。
そう考えながら間山くんを見ていた。
花『そんな面倒なことしなくても男女交互に適当に座ればよくない?』
カレンのそんな提案に間山くんは『あ、そっか!』っとあっさり納得して真っ先に自分の座りたい場所へとついていた。
続いて横には愛ちゃん、哲也くん、私、拓斗くん、鈴ちゃん、悠也くん、花蓮という順番で座っていった。
なんか微妙な座り順だな…。
そう思いながらキョロキョロと周りを見回していると…。
隣に座った哲也くんが話し掛けてきた。
哲『やっと話せるわぁ!』
そう私の方を向きニコッと笑う哲也くん。
哲『悠也と全然話してなかったやろ?』
哲也くんって関西弁なんだぁ…。
そんなことを考えながらも哲也くんの言葉に答える。
里「ちょっと話しにくくて…」
そう苦笑いをしながらいう。
哲『あははっ、悠也は確かに話しにくいわぁ!
アイツ口数少ないんやもんなぁ?』