先生サマ
なに…、このタイミングの悪さ。
ううん、それより…
里「…二人で何してるの?」
そう私をみて顔を無表情にする花蓮と目をまんまるくさせて私を見る悠也くんに問い掛ける。
私がそう聞いて最初に口を開いたのは悠也くんの方だった。
悠『里緒、あのこれは…』
そう言い掛ける悠也くんの言葉を遮り花蓮がしゃべりだした。
花『…今私と悠也さん見ての通りお取り込み中なの。
だから里緒邪魔…
しないでくれるよね?』
花蓮はなにを考えているのか、そう言いながら悠也くんの方を見る。
悠也くんはビックリしたような顔で花蓮を見ている。
悠『は、何言って…
あ!ごめ、気付かなかった…』
そう言いながらも花蓮に手を回していることに今気付いたのか悠也くんはパッと花蓮から手をはなした。
花蓮はクスクス笑っているだけ。
悠『だ、だから里緒…、これ誤解!
あんな偉そうなこと言って誤解されるようなことしたのは悪かったけど…』
そう慌てながら否定する悠也くんを花蓮はニヤニヤしながら