先生サマ




そう言って私はその場から逃げるために走った。






行く先も決めずただがむしゃらに…






悠也くんが叫んでいるのが分かっていても止まらず…





私は…





なにがしたいんだろう?






ただ、素直になりたいだけなのに…






里「…ッ、可愛くないなぁ〜。



私って…」






そう溢れる涙をぬぐいながら呟き歩いていた。






その頃悠也と花蓮は…





悠『お前なんであんな嘘言ったんだよ!』





言い争いを始めていた。






花『悠也先生がはっきり言わないからいけないんでしょ!?



あなたがちゃんと言ってたらこんな事態はまぬがれたんですぅ〜!




私だってこんな事態さけたかったわよ!




自分の身を犠牲にしてまでこんなんしたんだからありがたく思ってほしいわ!』





そう言いながら悠也からプイッと顔をそらす花蓮。





悠也の顔は怖い顔をしていた。






悠『どこにありがたみを感じていいのか俺は知りたいね!



今の状況のどこに感謝していられるんだよ!』





そう言いながら花蓮同様にプイッと顔をそむける悠也。






花『悠也先生は本当に鈍感ですね!



これは仲直りしてオマケにもう一回里緒に告白するチャンスじゃない!




さっきの里緒の言葉をひるがえせばいいの!



俺、本当に里緒が好きなんだよ…



って言って里緒を見つめてその場でチュー!



里緒の唇を奪っちゃうのよ!』





そう言いながら悠也の肩にポンッと手をおく。





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