先生サマ
悠也はそういう花蓮を呆れた目で見る。
悠『信じてくれるか分かんねぇのにか?』
そう言って自分の肩におかれた花蓮の手を軽く払う。
花『信じるわ!里緒は単純だし!
それに里緒はまだ…』
悠『…まだなに?』
花『とにかく早く行きなさい!』
そう言って悠也の背中をおす。
悠也はそんな花蓮を不思議に思いながらも走りだした。
悠也がいなくなった廊下で花蓮は一人呟いていた。
花『二人ともひかえめすぎなのよ!
どんどんいけばいいのよ。そして…、ヤッちゃえー!』
そんなことを叫んでいた。
花蓮が叫んでいるとこは廊下。
当然まわりの人には白い目で見られていた。
里緒は走り続けるばかり。
悠也は花蓮に背中をおされ里緒をおう。
この出来事がきっかけで、里緒と悠也の恋はやっと始まった。