先生サマ
里緒の反応は予想どおりの反応だった。
里『顔になんか書いてないもん!』
そう言いながら俺を叩いてくる。
里『バカバカぁ〜!』
叩いてくる里緒だけど全く痛くない。
里『バカっ!』
まだ叩き続ける里緒を自分から離しながらいう。
悠「里緒、ごめんって」
俺がそう言った後里緒は俺をキッと睨み俯いた。
俺の言葉から暫くの沈黙が続く。
その沈黙を破ったのは里緒だった。
里『…私も、たぶん悠也くんのこと…好き。』
そう言った里緒。
俺はその里緒の言葉に顔をあげる。
今、確かに里緒が好きと言った。
確かな里緒からの一言。
俺はそんな嬉しい一言に顔がにやけてしまっていただろう。
顔を赤くして俯く里緒に俺はそっと顔を近付け再度キスをしようとした。
それに気付き里緒もゆっくりと目をつむる。
そんな時だった―…。
『あの、お楽しみのとこ邪魔して悪いんだけど』
そんな声が聞こえた。
振り向いて見てみればそこに立っていたのは…
里『か、花蓮!?////』
仁王立ちで立っている花蓮ちゃんだった。