先生サマ



そう悠也くんを指差しながらいう。





そんな堂々と指差していわなくても…。





本人に聞こえちゃうかもよ?





そう思っていたがどうやら聞いていたらしい。





悠也くんの方をチラッと見てみたけどかなり不機嫌にこちらの様子?言動?を伺っている。





本当…。
何でこの人はもうちょっと本人に聞こえないように喋らなかったかなぁ…。





哲『里緒ちゃん?聞いてる?』





ずっと悠也くんの痛い視線を気にしていたせいか哲也くんの話を全く聞いていなかった私は哲也くんがさっきから何を私に話し掛けていたのか分からなかった。




里「あ…、えとっ、なんだっけ?」





聞いてなかったものは仕方ないよね?





そう考え哲也くんに聞いていなかった話の内容を聞くことにした。





哲『だから、里緒ちゃんは、今までに付き合った奴とかいないのか聞いてんのやけど…。』





そう私にしっかりと内容を言い聞かそうとする哲也くん。





何でそこまで私に話し掛けることにこだわるんだろう?





話聞いてない私なんか放っておけばいいのに…。





そう思いながらも私に質問を次々としてくる哲也くんの問いに私は延々と答えていた。





まぁ簡単に適当にって感じに答えてただけだけどね。




そんなこんなしているうちに時間は入ってから既に二時間は経過していた。





しかもここカラオケ店なのに皆お喋りに夢中で歌わないしね。





カラオケ店にした意味あるのかな?





そう考えている私。





っと、突然間山くんが勢いよく立ち上がった。




一曲も歌われずにそこらへんに放られていたマイクを手にとりスイッチをいれ間山くんは叫ぶ。






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