先生サマ

悠也side






現在夕方18時―…


これは夕方っていうのかな?
なんてくだらないことを考えながらも仕事を終え涼しい風にあたりながらグラウンドを一人歩いている時だった…





間『よっ!』 



そう軽く片手をあげニシシッと笑いながら校門で待つ庄野がいた。






悠「…なんか用?」




俺は庄野の横を通り過ぎながら言う。





そんな俺に庄野は『折角来てやったのに素通りかよ!』なんて言いながらも追い掛けてくる。





間『今日悠也ん家いっていい?



久々に二人でパーッと飲もうぜ!』





そう言いながら沢山の酒を顔の横にパッともってきて俺に見せる。





悠「…はぁ


待ってたのがお前じゃなく里緒だったら大歓迎だったのに」





そう軽くため息をつきながらいう俺を呆れたような目でみる庄野。





『折角来たのにそんなヒドイっ



俺みたいな最高にいい友達より彼女の里緒ちゃんを選ぶってこと?!』






そう顔に両手をあてシクシクと泣き真似をしてみせる庄野を俺は冷たい目でみながらも歩いていた。





悠「…ねぇ、自意識過剰って言葉知ってる?」





俺はいつまでも泣き真似を続ける庄野を横目でみながら、そう庄野に問いかけ。




庄野は頭にハテナを浮かべながらもその意味を必死に考えていた。





――――――
―――



俺と庄野はしょうもない会話をかわしていた。




気が付けば家の前




俺はエレベータにのりこみ自分の部屋のある階のボタンをおした。





隣をみてみれば庄野はすでに一本の酒をあけていた。



ここにつくまでに我慢できなかったらしい庄野の頭を軽くはたき俺はチーンと目的の階につきましたというエレベータからの合図をききエレベータからおりた。




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