炎術使いの魔術士


はい?今なんと。

何かとんでもない事を聞いた気が。幻聴だと信じたい。

「‥‥マジ?」

「マジだよ」

火神として、長く神様しているが初耳だ。少なくともこんなのが主神だったのか?知らなかった。

「てな訳で、下界に降りちゃえ。」

パチンと指をならすと、俺の足元に穴が。

「て、え、ちょい待てぇぇぇぇぇぇぇえ!!?」

真っ逆さまに落ちる俺。ジェットコースターだぞ。コレ。

俺は、人生初の落とし穴を体験したのだった。

< 2 / 7 >

この作品をシェア

pagetop