炎術使いの魔術士
はい?今なんと。
何かとんでもない事を聞いた気が。幻聴だと信じたい。
「‥‥マジ?」
「マジだよ」
火神として、長く神様しているが初耳だ。少なくともこんなのが主神だったのか?知らなかった。
「てな訳で、下界に降りちゃえ。」
パチンと指をならすと、俺の足元に穴が。
「て、え、ちょい待てぇぇぇぇぇぇぇえ!!?」
真っ逆さまに落ちる俺。ジェットコースターだぞ。コレ。
俺は、人生初の落とし穴を体験したのだった。