蝶龍
第4章
Episode9
〜琉伊サイド〜
暖かい。
まるでお兄ちゃんみたい
琉伊『……ン…ッ…ゥン…』
カーテンの隙間から
漏れている日差し
体全体に感じる重さ
そして隣から聞こえる
規則的な呼吸。
なんとか
体を動かして隣をみる
琉伊『……な゙ッ!!?』
大声を出さないように
必死に堪え
深呼吸をした。
どうして
冬馬が隣で寝てるの!!?
しかも何気に
あたし抱きしめられてるし!!
恥ずかしいんだけど…///
ってにしても。
冬馬って…イケメンなんだなぁ
黙ってりゃモテそうなのに
てか彼女とかいないのかな??
そのままジーッと
冬馬を見つめていた。
冬馬「そんなに俺イケメン??」
琉伊『黙ってりゃね』
ん??あれ…
あたし今ダレと
話してんの??
冬馬「俺だけど」
あぁ
冬馬かぁ。
って
琉伊『起きてたのぉぉぉおおお!!???』