蝶龍
冬馬「耳元で叫ぶなうるさいって!それに朝からご近所さんの迷惑だ」
琉伊『ゴメン…じゃなくていつから起きてたの!!?』
冬馬「ン??あぁ”冬馬ってイケメンなんだなぁ”って辺りから」
琉伊『ってあたしソレ口にしてない!!』
ハァー…。
と乾いたため息が
聞こえる。
そして哀れむような
目であたしを見る冬馬
冬馬「心の声??かしんねーけど全部…口にしてるぞ」
琉伊『嘘ッ!!』
冬馬「本当」
うわぁ気をつけなきゃ。
早いうちに気づけて良かった!!
冬馬「クスッ」
琉伊『何??』
冬馬「いや…大丈夫そうでよかった」
あっ………。
そうだ。
冬馬は…。
あたしを慰めてくれたんだ。
琉伊『もう大丈夫。ありがとう。』
冬馬「あぁ。」