蝶龍
琉伊『で、何かあたしに用事でもあったの??』
冬馬「あぁ。だからお前の両親に無理いって教えてもらったんだ。」
その表情は
真剣でいつもの
馬鹿な冬馬じゃないから
あたしは
身構えたんだ。
冬馬「あのな。あいつらに簡単だがお前の過去を話した。」
琉伊『……。』
冬馬「あいつらは。お前を裏切り者だと冷静になった今、微塵も思ってない」
琉伊『ウ……ソ……。』
あんなに
酷いこといったのに??
冬馬「琉伊。お前はどうしたい」
琉伊『えっ……??』
冬馬「あいつらの仲間に戻りたいか??」
そんなの
聞かれなくても戻りたい
だけど…。
冬馬「光樹も他の奴らもお前と一緒に立ち向かいたいって言ってるぞ。」