蝶龍


あたしと…??

自然と綻ぶ顔。



琉伊『………ッ』



冬馬「あいつらに会ってやれ。ついでに戒や圭にもさ」



冬馬によると
戒兄ぃや圭兄ぃは

父さんや母さんに毎日
あたしの居場所を
聞いたり


探したりしてくれてたらしい



正直
嬉しかった。



琉伊『会うよ。あいつらに…そしてあたしが傍で絶対に守る。』



光樹たちに
被害がでる前に


言わなきゃ


岩動隼人が雷龍を
潰そうとしてることを


巻き込んだことを
謝らなきゃ。




冬馬「そっか。俺は先に学校で待ってるな」



琉伊『うん。』



会いたい
でも
不安でしかたない


けど会わなきゃ
始まらない



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