蝶龍
血相を変え
息を切らして幹部室に入ってきた。
光樹「…どうかしたのか」
あまりの慌て様に
全員が息を呑んだ
拓哉「翔と流が…拉致られた」
光樹「どういうことだ。」
いつもの関西弁じゃない拓哉。
それは事の重大さを表している。
拓哉「ここに来る途中、繁華街を歩いてたんだ。少しでも琉伊の情報がないか。そしたらさフードを目深にかぶった連中5・6人に封筒を渡されたんだ。」
そういって前に出された
黒い封筒。
表には白字で雷龍へ。と書かれていた。
和慎「読み上げます。」