蝶龍


頭に浮かぶ
あき兄ぃの笑顔。


そして雷龍のみんなと
過ごした日々



光樹…。




今日で最後だから。
あたしが全て終わらせるから



石動隼人が
あたしに送り付けた
手紙には続きがあった





【雷龍を守りたいと
思うなら。

来いよ…俺の元に。】




そんなの
答えは決まってる。


石動隼人に雷龍のことが
バレてるなら。

隠したって意味はない。



大丈夫。
喧嘩最強のあたしなら


なんとかなる。
ううん…なんとかするんだ


走らせるバイク
流れる景色に目を向け
腹をくくる。



待ってろ




石動隼人ッ!!!!!






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