蝶龍



裕斗「でもじゃあどうして2人は解放されたの??」





流「それがよく分らなくて…意識がなくなってやっと目覚めたときにはすでに琉伊さんとあの木の近くにいたんで」





そうだそこが気になる。
いくら琉伊が蝶龍だとして

2人を見つけて助けられたとしても


敵から気絶してる男2人を抱え守りながら
戦うのは琉伊でも…俺でも無理な話だ


なにか引っかかる。





裕斗「そうだったんだ。取り敢えずは無事でよかったよ」






春真「おい光樹…なにかおかしくねぇか」





春真もきっと
俺と同じことに疑問を持ったはずだ






光樹「あぁ…話がうますぎる。琉伊と敵の間で何かあったに違いねぇよ」






そうだあいつは
優しすぎんだ…大切なもんのためなら

自分を犠牲にだってする。





和慎「…ッ!?光樹これを見て下さい!!」




和慎が見せた1つの族のサイト

結成日は…1か月前…チーム名は


炎魔(エンマ)



総長は…石動隼人


炎姫(エンヒメ)…雨宮琉伊





おれは息することを忘れ
ただそこに書いてある名前を見つめた。




炎魔の倉庫は…あの○×倉庫だった。












< 134 / 203 >

この作品をシェア

pagetop