蝶龍



み…ん…な。



翔「琉伊さん…雷龍に戻って来てください!!」



流「俺達にはあなたが必要なんです!!!」




皆が手を差し延べてくれる。
あたしの居場所は

まだソコにあるんだね




琉伊『……ッ』




自分じゃどうすることも
出来ない涙。



琉伊『あた…しッ…』




石動「いいのか…俺の傍を離れて…。」




低く背筋が凍る声
一瞬で心が砕けた。



そうだったね
あたしは…戻れないんだ




光樹「…琉伊??」



琉伊『ゴメン…ね』




あたしは
涙でグショグショの顔を
無理矢理…笑顔に変えた



これが
皆に送れる

唯一のことだった




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