蝶龍



下っ端も用意が
できている様子で


ザワザワとしながらも
幹部室から出て来た俺らを見る。




拓哉「話がある静かにせぇ」




一瞬で静かになる。




光樹「今日はやっと迎えた決戦の日だ…恐怖を感じる奴は倉庫を去れ」




裕斗「そうだよ…怖いって感じる事を恥じなくていいんだ」



光樹「そーゆー事だ…参加したくない奴や怖いと感じた奴は今すぐココを去れ」




シーーーーン。




誰ひとりとして
倉庫を去るものはいなかった


下っ端
ひとり一人の目には

覚悟の決まった意志が伝わった



光樹「いいんだな…」



下っ端「はい!!俺達は全員」



下っ端「総長についていきます」



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