蝶龍
光樹Side
裕斗「ねぇ起きて!!!琉伊!!!」
光樹「琉伊起きろなぁ!!!」
俺の腕の中で
青白く冷たく重い琉伊。
頼む…死ぬな。
春真「救急車きたぞ」
バタバタと人がきて
琉伊は運ばれた
和慎「俺達も行きましょう」
全員「「あぁ(うん)」」
それぞれがバイクに
跨がり病院へ
向かった。
石動「ハハ…琉伊…」
地面に座り
虚ろな目で琉伊と呼ぶ
石動の目には
光る涙。
こいつは
愛し方を間違ったんだ。
だがそれでも
許されない罪を犯したんだ。
光樹「生きて…償え…」
遠くでパトカーのサイレンが聞こえる。
未だに琉伊…と
呟く石動を置いて俺も
病院へ向かった。