蝶龍


病院へ向かう途中
何度も震える腕を抑え

琉伊のもとへ
バイクを走らせた。




拓哉「あっ…やっときたこっちや!!」




光樹「悪ぃ…!!」




拓哉の案内で奥へと着いた


そこには
皆が“手術中”と光るランプのドアを

ずっと見ていた。



光樹「……琉伊」




バタバタバタバタ…。




圭・戒「「琉伊ッ!!!!」」




足音と共に
圭さん戒さん
冬馬さんに廉斗さん
そして

若い男女が来た




圭「おい光樹!!!どうゆうことなんだよ!!なんであいつが重症なんだ!なぁ!!!!」




胸倉を掴まれ怒鳴る圭さん

戒さんは怒鳴ることは
しないが殺気の篭った目を俺に向ける。




冬馬「落ち着け。」




廉斗「取り敢えずその手を離せ圭」





圭「でもッ!!!」




戒「……圭」




圭「……チッ」





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