蝶龍



医師「出血も多く…傷も深かった。手術中も何度か心停止しました。結果は成功ですが油断ならない状況です。最悪の場合も考えられます。」






裕斗「…う…嘘だよね…」





医師「残念ですがこれ以上は手を尽くしようがありません。」





ヘナヘナと座り込む琉奈さん





光樹「クソッ!!」




壁を殴ったって何も変わらないのに
何かにあたらずにはいられなかった






医師「面会はできませんがガラス越しに様子が見えます。」




そう言うと医師は
琉伊の傍へと案内してくれた。



そこに見える琉伊は
静かに寝ていて…生死をさまよっているように見えなかった。





琉伊…戻ってこいよ
これでサヨナラとか認めねぇ


俺はまだ大事なこと伝えてねぇんだ


だから…死ぬな…。






~光樹サイドend~






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