蝶龍
暁「お前を待ってる奴があんなにいるのに…置いて来るのか」
瑠伊『あき兄ぃ…。』
暁「俺はずっとここで瑠伊を見守ってるから」
瑠伊『絶対??約束だよ??』
暁「あぁ」
笑顔であたしを
見つめるお兄ちゃん
笑顔でうん。って言いたいに
目に溢れるソレを
とめることが出来なくて
暁「瑠伊は泣き虫だなッ」
瑠伊『お…にぃ…ちゃ…ッ』
暁「ほらあっこ見えるか??」
指を指した先には
目を開けていられない程の
眩しい光りを放つ
道がソコに見えた。
暁「あそこに向かって歩け。もぅ老いるまで…こんな所にくんなよ??」
瑠伊『あき兄ぃは??』