蝶龍


あの事件が
フラッシュバックする



ううん
今回はあき兄ぃの

二の舞になんてさせない。




思ってた以上に
あたしは

あいつらを…。



雷龍を
気に入っちゃたんだね。



天下の蝶龍が
聞いて呆れるな。





ヤン「うらぁぁぁあああ!!!!」




ヤン「おらぁぁぁあああ!!!」




グランドに
近づくにつれて


声が大きくなる。


和慎と目が会う。
目を丸くし

どうして

と言わんばかりの
顔をしている。



ヤン「お前も雷龍かぁ潰してやんよ!!!」



叫びながら
下っ端らしきヤンキーが


金属バットを持って
走り迫って来る。




裕斗「琉伊ィィィ!!!!」





裕斗が叫ぶ。
ソレを聞いて


みんなが
敵の隙をついて


こっちを見る。



大丈夫だよ
そんな険しい顔しないで


俺は…あたしは。





強いから。





蝶龍だから
皆を…守ったげる。





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